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鶏肉メモ
絵を描く作業中ずっとモシャモシャできる硬くて美味い肉を食べたくなったのがことの始まり。
「硬くて美味い肉」といえば、私の中では親鳥の肉である。

単純に親鳥の肉を食べたいだけなら、
とりじんなどの居酒屋に行き「親鳥の炭火焼き」を頼めばよいが、
自宅で絵を描きながら食べようとすると難しい。

というのも、一般的なスーパーや精肉店では生の親鳥の肉をあまり取り扱っていないのだ。

というわけで、通販を使用することになるわけだが、
せっかく通販を利用するならこの際に希少部位も一緒に買って味見しようということでいろいろ仕入れてみた。

以下は各肉のメモみたいなもの。


■親鳥の肉全般について
親鳥の肉は、一般的な若鶏と比較すると非常に硬い。
黄色い脂身がどっさりくっついていることもあり、若鶏より油分も多いイメージ。

■親鳥のむね肉
皮と一緒にぶつ切りにして焼くと一塊30分以上は余裕で噛んでいられる。
しかし、噛んでると味がなくなってしまうので、あまり作業向きではない。
長く美味しく楽しみたいなら、サルサソースを舐めながら噛むという手も。
ちなみに、量を早めに消費したいなら、皮と分けて調理したほうが良いかもしれない。
色々試した所、焼くより煮るほうが柔らかくなった気がする。

■親鳥のモモ肉
肉の硬さで言えば胸肉に劣る気がするが、これでも十分に硬く味もしっかりしている。
親鳥の肉を初めて楽しみたいならコレがオススメか。

■親鳥の皮
親鳥の胸肉・もも肉と比較しても尋常でなく硬い部位。
料理法によっては噛み切ろうと考えるのが無駄ではないかと思われるレベル。
飲み込めるぐらいの小さいサイズに切って調理する方が良い。
作業中に口寂しいときにずっと噛んでられるのでオススメ。
若鶏の皮と同じく油分は非常に多いので余分な油は処理した方がよさそう。
ちなみにこの際にとれる油はチー油。
ラーメン・チャーハンなどに使えるので保存しておいても良い。

■親鳥のトサカ
中央は非常に弾力があり噛み切るのが大変。粘り気もある。
表面・外側は非常にコリコリしている。
全体的に油分はかなり少なめ。
ヒアルロン酸の抽出に使われるらしいのでもしかしたら保湿に良いのかもしれない。
作業中に口寂しいときにずっと噛んでられる。良い。

■親鳥のトサカのミンチ
たいへん粘り気がある。
しかし、つなぎがない状態でそのまま焼いてもハンバーグにならないし、
そのまま油に落としても崩れる。
唐揚げ粉と合体させると固まるが、度々爆発し危険なので注意。
調べてみるとトサカミンチは犬のおやつなんかに使われるケースが多いようす。

■若鶏のハツ
ようするに心臓。焼き鳥屋でもよく見かけるポピュラーな部位。
スーパーでも鶏レバーを買うとついてくることが多いので入手は容易だが、
ハツだけを単体でたくさん食べたい場合は業者に頼むことになる。
レバーっぽい印象の風味もするがレバーと違い焼いてもパサパサしない。

■親鳥のハツ
少し焼いて食べてみたが、若鶏のハツより過剰に硬いということもなく普通?
若鶏よりサイズは大きいかも。
消費期限が心配でほとんど唐揚げにして食べてしまった。
なお、唐揚げにしても爆発などはしなかった。

■のどもと
生の状態だと非常に粘り気が強い。コリコリしている。
そのまま焼くとどうも臭みを感じたので臭み取り等下処理が必要か。
ちなみに食道という都合上、鳥の餌が混じってることがあるとか。

■背肝
レバーのような味。
そのまま焼くとどうも臭みを感じた。臭み取りは必要な様子。
水洗い後、生姜チューブで混ぜて漬け置き、その後唐揚げ粉を漬け置いて揚げると臭みがなく良かった。

■つなぎ
ハツとレバーをつないでいる箇所。
したがってハツのような味がある。食感は独特で一部コリコリとしている。
ハツ同様入手自体は楽だが単体で得ようとすると難しい。

■若鶏のハラミ
普通の肉っぽいが、ハツなどの内臓系の印象も感じられる味。
脂身は溢れ出さないレベルで程よい感じ。
コリコリという評価をよく見るが、流石に親鳥の肉・トサカなどと比較すると柔らかい。
私が買ったものは独特の臭みがあったが、茹でてポン酢なんかをかけると良い感じになった。

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