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コップのヒビを家庭用バーナーで消せるのかの実験
ある日コップにヒビが入った。
いい感じに縦一線半分ぐらいのヒビで「これならガラス細工みたく熱して溶接できるのではないか?」と考えた。

そもそもガラスはどれぐらいで溶けるのか。
本当に軽くだがWebでちょこっと調べてみたところ
少なくとも手持ちのバーナー(2000℃)なら何とかなりそうなことが書かれている。

仮にヒビが消えたとしても再度使う気はないが、どうせこのまま捨ててしまうぐらいなら実験してみようということに。


▲見えにくいが、赤い部分がヒビ。

ちなみに、私はガラスで出来ているブラウン管の解体経験などは数あれど、ガラス細工の経験や知識は一切ない。
かろうじて、クラックビー玉(フライパンでビー玉を炒って水に入れてヒビを入れ特殊なビー玉を作るアレ)の作り方を知っている程度と、ガラス細工の動画を小さいときにテレビかなにかで見たことがある程度である。


無知であるが故、十二分に注意を払う必要がある。
最悪の状況は、「破裂して破片が体に飛んでくること」と予想し
目は完全防御、他気休めだがマスクなどで顔を守り、体は厚着で守ることにする。

さて、実験を始めて数分、途中経過を語るまでもなくすんなり結果がでてしまった。
結果はガラスが赤くなる余裕も無くヒビが悪化した。

熱を均一に当てなかったのが悪かったのか、外気が寒すぎたのか、
そもそもこのやり方にはどうあがいても無理があるのかはわからない。
少なくとも、次回もう一度やる機会があるならもう少し勉強してからの方がよさそうだ。

無難なところに落ち着いたというか、ありきたりな結果となってしまったが、学生でなくなってからこういう実験はぜんぜんできなかったのでちょっと楽しかった。


ちなみに。
実験後、コップを外で放置していたところ見事に割れた。
(飛び散るのを恐れ、紙袋をかぶせておいたので割れる瞬間は見れなかった)



暖めはじめてから気づいたのだが、除冷手段が無い以上仮に上手くヒビを消せても結果的にこうなっていたはずである。

また、後々調べたところ、除冷庫のような大げさなものを買わなくても、小物程度の小さいものならなにかそういう専用の製品(砂や灰のようななにか?)に突っ込むという手もあるようだ。

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