久しぶりにラテン語の話。
フランス語などのように、ラテン語にも文法に性というものがありまして、
Lux(光)は、女性だったようです。
Praeteritusは第1類形容詞ですので、女性単体主格化するとPraeterita。
つまり、PraeteritusLuxではなくて、正しくはPraeteritaLuxですね。
ところで、学名などによく触れている人などは
LuxPraeteritaじゃなくていいの?と思うはずです。
ラテン語は語順には基本的にとらわれませんが、
確かに、形容詞は主語の後に来る方が多いのです。
特に、学名は私の知りうる限り全て形容詞や属格が後ろです。
ですが、これまたラテン語の不思議なところで、これまた強制ではありません。
読みやすいように、もしくは、並び上注目させたいモノを前に持ってきたりと、
修飾語が前に来ても絶対に間違いということはありません。
では、Praeterita(昔の)とLux(光)のどっちの方が重要なのでしょう?
仮に、『今は・無き・あの・星』を優先順位の高い順に並べろと言われたら、
『無き>星>今は>あの』ですから、Praeteritaが前でいいのですが、
正直言って、先の常識を無視するほどPraeteritaが重要とは言いがたいです。
そもそも、Praeteritaは『無』ではなくて、『昔の』ですから、無とは関係ないですし。
問題があるとすればそれは読みです。
ルークス プラエテリタ と プラエテリタ ルークス。
後者のほうが終わりが綺麗に聞こえ……、……いえ……、
プラエテリタが言いにくくて誰も読まないと言う意見が多そうですね。
正直、管理人の私ですらこの横文字部分は暗記していませんし、
こんな早口言葉みたいなもの口にも出しません。
もともと、横文字表記しなくてはならない時の応急処置として作られた文字列なので、
皆さんには普通に『無き星』と読んで頂きたいものです。
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